医師として手術も多く手がけてきたとうかがっています。

そうですね。外来診療は8,000例、手術は年間300件ほど行ってきました。主にスポーツ障害ですがプロ選手も含まれます。

「インディバ®・アクティブ（以下「アクティブ」）」の選択にも、ご自身で行ってきた治療から得たお考えが反映されているのでしょうか。

これまでの整形外科の治療では、外傷や手術後に一定期間様子を見ることが多く、早期にケアしてあげることができませんでした。しかし「アクティブ」は、その必要がなくすぐに治療に使えます。使う時間は短くても、これは患者さんの回復を考えたらとても重要で、リハビリに早く入れるので早期の治癒、回復につながります。
術後の患者さんの場合は、大きなポイントであるダウンタイム短縮を達成できます。

「アクティブ」はどんな経緯で知ったのですか。

知り合いの先生が導入されていて、施術してもらったら刺激はないのに身体の動きが変わった実感があったのです。そして急性期でも使用できるところが気に入って「使いたいな」と思っていたところ、ある学会で出展されていたので、そこでくわしい話を聞いて導入しました。

治療の一環なので料金設定はしていない

患者さんからの「アクティブ」への反応はいかがでしょう。

慢性的な肩こりに悩んでいた方が「温泉に入っているみたい」と喜んでくれたり、可動域が明らかに広がったという声など、反応はいいですよ。来院されて「『アクティブ』を使ってほしい」と言われることもあります。
実際には、状態を見ながら使用すべき方に施術するわけですが、それでも一日に10～20人へ施術しています。ですから1台では足らなくなり、増台して2台体制にしましたが、それでもたいてい2台ともPTの誰かが使用中です。わたしどもでは、「アクティブ」での料金設定をしておらず、あくまでも治療の手段で組み込んでいるので、 稼働率はより高いのかもしれません。

リカバリー目的の高酸素ルームに設置しているのは、“回復” に「アクティブ」がより効果ありとお考えだから でしょうか。

そのあたりは具体的に実験を行っているわけではないのですが、血流をアップさせる高酸素状態なら、さらに効果的ではと思いまして。個室なので特別感もありますし（笑）。

今後の展開でお考えになっていることは。

今、スタッフの女性に美容分野での活用について勉強してもらっています。ただ新しいメニュー開発というよりは、より多くの方々に「アクティブ」を知ってもらい、その良さを分かってもらうため。美容関連なら女性が体感しやすいですから。

「五輪を目指す選手たちへ歯科治療の場を」とホームページで掲 げていらっしゃいますね。

そんな場がほしいと関係者からも言われまして、千葉県野田市に続き、ここ渋谷で2015年に開業いたしました。「インディバ®・アクティブ(以下アクティブ」の導入を決めたのも、五輪選手を指導されているコーチから紹介されたのが大きな理由のひとつです。

歯科領域での「アクティブ」は、使用が限定されるようにも思えるのですが。

実はそうではないのです。たとえば噛み合わせの不具合では、口周辺の筋肉だけでなく、首や背中の筋 肉が硬くなっていることから悪化させていることもあります。どこがトラブルのもとなのか、何が影響しているのかを 探り、そこへの施術も必要になります。アスリートの場合、しっかり噛みしめられるようになることで、体幹が安定し て身体のバランスが良くなる効果もあります。これにより運動能力が向上し、充分なパフォーマンス発揮の上で も重要になります。「アクティブ」は身体中どこへでも効果的なケアができるので、 一度の施術で劇的な変化を生むことも少なくありません。

普通のケアで届かない筋肉を修復できる

「アクティブ」を使ってきて、「これは!」と思われたことはありますか。

翼突筋のケアですね。口を正しく動かすのに重要な役目を果たしている 筋肉なのですが、頭蓋骨の内側にあって、マッサージや通常のケアでは届かな いのです。しかし「アクティブ」のRESモードなら、深部組織まで働きかけてくれま すから修復が可能。メインの働きをする咬筋や側頭筋以外にも、こうした部分までケアを行うことで、口を開けられなかった人が、帰りには大きく開けられるようになるなど、喜ばれることも多いですね。噛み合わせにかかわる筋肉は、実は相当酷使されているのですが、痛みが出るなど「悲鳴を上げる」こと がありません。ですからいざ診てみると、酷い状態になっていることも少なくないのです。これを細胞レベルから治せるのが「アクティブ」の良さ。「温めることは万病に効く」ということも実感させてくれます。わたし自身も、顔面神経麻痺で顔の左側が動かなくなってしまったことがあり、でも、自身で施術したその日の帰りには動くようになったという経験から、「万能の機器」という思いを強くしています。

今後の治療の幅もさらに広がりそうですね。

実は90%の人が、何らかの噛み合わせ異常を持っています。また成人の80%が歯周病あるいは予備軍。歯や口内環境を整えることは、身体全体の機能と健康に大きくかかわりますので、歯科医がやるべきことはたくさん あります。「アクティブ」とともに、さらに深く診ていきたいと考えています。

自身で格闘技もされているとか。

ポリオワクチン不足で一日4,000人の命が失われているのを知り、児童施設に寄付をおこなっていたタイガーマスクを手本に、インプラント1本ごとにポリオワクチン100本を寄付する活動を行っているのですが、 もっと規模の大きな寄付をしたいと、もともと好きだったプロレス・総合格闘技大会の開催、出場を43歳からはじめました。年間5試合 ほどですが、収益金やファイトマネーを寄付しています。背負うも のがあった方が物事はうまくいく。今思えば格闘技が好きではなかったら、「アクティブ」もこの施設もなかったかなと。

「インディバ®・アクティブ」（以下「アクティブ」）の施術は、ご自身で行っておられるのですか。

わたしと家内（医師）です。施術していて楽しい部分もありますので、二人とも気に入っています（笑）。講習もなるべく参加させてもらっています。 ※岡野院長は福岡での「アクティブ」セミナーにもご参加。 当院はペインクリニックという痛みを専門にしているクリニックですが、全患者さんの20～30% ほどに「アクティブ」を使用しています。導入当初から、これまでの神経ブロックという、注射のみを柱にした治療とは経緯が異なる感触を得ています。例えば拘縮肩ではこれまで、「痛みは治まっても動きは変わらない」という状況から治癒に向かっていたのが、「痛みは残るけど動くようになった」から治癒へ向かう症例が見られるようになりました。肩峰下滑液包や関節包の癒着にも作用しているのだろうと思われます。また骨移植や人工股関節、開腹術後など術後癒着が原因と思われる痛みの患者さんでは、「何の治療法もないです」と見放されていたものが、数回の治療で改善傾向があるので、感謝されています。

帯状疱疹でも活用されているとか。

ええ。帯状疱疹後の神経痛ですね。最近は、早期から痛みの治療をすることもあるので、帯状疱疹関連痛とも呼んでいます。これは治療が難儀することも多い疾患なのですが、継続的に「アクティブ」の施術を行うことで、侵襲の高いブロックの注射をしなくても効果が見込める場合があります。特にご高齢になると痛みも皮膚の状態も治りが遅くなりがちなのですが、「アクティブ」をかけていると皮膚もキレイになって、症状が出ていない部 位まで頼まれることもありますよ（笑）。

従来治療との親和性も高い

院のホームページでは「アクティブ」について触れていませんね。

ペインクリニックなので、「アクティブ」を受けることを前提で来院されるのもどうかと思い…。もちろん一般的な痛みでも使用しますが、 施術するかどうかの判断はあくまで適応を確認してからです。痛みをとるだけでなく、生活を向上させられるペインクリニックづくりを考えていた時に、つくばで開催された臨床スポーツ医学会学術集会8[2010年]) に出席し、そこで見つけたのが「アクティブ」。保険医療の中で行っているので、7分で施術をおさめるようにしていますが、一対一で患者さんとコミュニケーションをとる貴重な時間でもあります。

「INDIBA® FASCIA」も活用していただいているようで。

ペインクリニックでの導入は、わたしどもが最初かもしれませんね。「アクティブ」も特に癒着が原因と思われる症状に効果が高いので、よりFascia を対象とした「INDIBA® FASCIA」にも注目していますし、神経ブロックや超音波ガイド下 Fascia など、我々の従来行っていた治療と親和性も高いと考えております。
今後は、「アクティブ」とともに診療システムにどう組み合わせていくか、考えるのも楽しみです。また、わたし自身が現在、格闘技のリングドクターをさせていただいていることもあり、選手のサポートにも「アクティブ」や「INDIBA®FASCIA」を活用したいと考えています。

福利厚生目的だと、治療院とは使用目的も異なりますね。

治療院なら「治す」ための施術ですが、弊社の場合は健康第一で仕事に臨んでもらうことが目的です。仕事に差支えのないように、刺激量によって眠気やだるさに襲われる可能性があるため、主訴患部への施術割合、熱量やハンドRESでの圧には細心の注意を払うような工夫をしています。こういったところは、他の「インディバ®・アクティブ（以下「アクティブ）」導入施設にないところだと思います。〔熊川（人事本部ヘルスキーパー）〕

社員の皆さんはどういうかたちで施術を受けるのですか。

マッサージルームが五つあり、マッサージや鍼、フットオイルなどを行っていますが、そのうちひと部屋が「アクティブ」専用です。予約は各自がＰＣのカレンダーから行います。社内のSNSグループに空き情報を発信すると、当日でも「アクティブ」含め1分以内に空きが埋まることもあり、とても好評です。〔熊川〕

実際、利用者からはどのような反響なのでしょうか。

「アクティブ」は「腰＆背中」「脚」の2コースで、実質の施術時間は30分くらいなのですが、男性には「背中・腰」が人気です。女性の場合、冷えやむくみが気になって「脚」を希望する方もいます。エステティックでの「インディバ®」を知って、興味を持ってくる方もいらっしゃいます。2月からは新たに「お腹」のコースを始める予定です。〔中島（同部ヘルスキーパー）〕

導入にはどんな経緯が。

「他にない、社員が喜ぶプログラムを導入したい」ということは常に考えています。「アクティブ」を受けたことがある社員が絶賛していたこともあり、導入を検討するために、体験を兼ねてインディバ・ジャパンのオフィスにお邪魔しました。〔酒寄（同部シニアマネージャー）〕

物療器は他メーカーのものも候補に挙がっていましたが、有資格者が自身の技術を応用できるかどうか、スキルアップしていけるかという点も考慮して、全員一致で導入が決まりました。具体的には「ハンドRES」での施術ができるということが大きい理由だったと思っています。〔熊川〕

今後の展開についてはいかがでしょう。

当社はさまざまな団体からも、働きがいのある会社というとても光栄な評価をいただいています。その評価を維持し、より良い福利厚生のメニューをと考えています。そして社員の健康向上のためという枠を超え、社員が「世界一すごい！」と自社を誇りに思えるようなマッサージルームを引き続き目指していきたいです。〔酒寄〕

同社が集めた利用した社員さんの声

・「テコンドー合宿後、脚コースをお願いしました。翌朝はいつもよりも筋肉のほぐれが実感できました。会社でケアしてもらえて本当に感謝しております」（男性/パラアスリート）
・「腰＆背中コースを受けています。内面から温まり背中の凝りも楽になりました。ダイエットの影響もありますが、お腹回りの脂肪も減った気がします。今後は脚も受けてみたい」（女性）
・「初めて受けたあと『これはいい！』と思いました。手のひらでマッサージされているような、肌にくっついている感覚がたまりません。翌日も体調が良かった気がします」（女性）

導入経緯が面白いですね。

73キロ級男子の安選手のお父様とわたしがもともと知り合いで、安選手が韓国で「インディバ®・アクティブ（以下アクティブ」を受けて感動したと聞き、わたしもとても興味を持ったのですが、彼がお父様の院での導入を希望した時、彼のコンディショニングができることに加え、国際大会に帯同できることも条件でしたので、わたしの院でも導入して、ほぼ“安選手スペシャル”として使用することになりました。

実際に施術されての「アクティブ」の印象とこれまでの施術状況は。

今年ジャカルタで開催されたアジア大会では、試合後の回復目的での使用が多かったですね。徒手療法と組み合わせて全身を90分ほど施術していました。結果は銀メダルと好成績でしたが、「あと一歩だった」という思いも強くて…。ただ徒手療法の効果を明らかに増幅させることは実感しています。これまでだとなかなか取り切れなかった症状でも、「アクティブ」なら改善することができています。まだまだいろいろな可能性を秘めていると思うので、施術が楽しみです。

肩甲骨の痛みが「非熱」で大きく軽減

施術でおおっ！ と思ったことはありましたか。

アゼルバイジャンのバクーで開催された今年の世界柔道選手権大会で、現地入りしてから練習中に肩甲骨付近に痛みが出てしまいました。大会まで何日もない段階で、正直焦りましたが、急性期ということで「非熱」での「アクティブ」施術をやってみて、2セット目のアイシング前に安選手に肩を動かしてもらったところ、彼が「あれ、痛みが軽くなっている！」と言うのです。患部の硬結も小さくなっていて、これにはわたしもびっくりしました。翌日には違和感程度にまで軽減していたので、温熱での施術に変え、試合当日にはほとんど気にならない状態にまで回復。そして見事に優勝してくれました。

これからの目標は。

12月に中国で行われる柔道ワールドマスターでの優勝ですね。世界のトップ選手のみが出場できる大会なので、ここで好成績を残せば世界ランキングもさらに上位にいきますし（11月7日現在、安選手は2位）、とても重要と考えています。そして2020年には東京で、悲願の金メダルを獲得できるよう、全力でサポートしていきます。

ご導入のきっかけは。

多方面で活躍されているスポーツドクターの上司より、「いい機器があるよ」と教えていただいたのが「アクティブ」を知ったきっかけです。院にも物療機器は置いてありますが、慢性期の患者様の中には、痛みがなかなかとれない方も多く、「奥の手」になるものはないかと探していたので、実際に体験し、日本臨床スポーツ医学会のブースでも見せていただきました。機能としては、干渉波や超音波よりも深部まで効果を発揮できると言うところが大きかったのですが、単に機器を患者様に当てるのではなく、施術者が患者様に触れるので、痛みが出ているところをピンポイントで感じとれることも、導入の重要な要素になりました。筋肉の硬い部分と柔らかい部分は人それぞれであり、触って患者様の状態を把握できることはとても大事なのです。〔五反田院長〕

アスリートもよく訪れるそうですが、「インディバ®・アクティブ（以下「アクティブ」）」に対する反応はいかがで すか。

トップアスリートほど早い結果を求めますが、他の機器と組み合わせたり、他機器のあとに使用すると、まさに痛みが「０」になって帰っていくことが多いので、評価は高いですね。「温かさが持続するので良い」という声も多いですが、これはトップアスリートの方がたからも聞いています。〔五反田院長〕

「アクティブ」の引き出しを増やしていきたい

一般の方への活用方法や反応を教えてください。

施術前に痛みや可動域の確認をまず行い、施術後はどう変わったかを必ず聞くようにしています。痛みの消失や軽減はもちろんですが、「動きやすくなった」「力が入りやすくなった」という声をよく聞きます。〔楢崎PT〕

患者様の声は「アクティブ」への何よりの評価なので、そこから気づかされることも少なくありません。〔石橋PT〕

同じ疾患で「アクティブ」を受けた方、受けない方の比較で、受けた方は疼痛の軽減や柔軟性の向上などで差異がありました。実際「アクティブ」を求めて来られる患者様もいらっしゃいますよ。〔森トレーナー〕

今後の展開についてお聞かせください。

今秋「スポーツ施設（総合リハビリテーション施設）」が完成予定。リハビリがさらに活性化していきます。「楽しいリハビリ」を目指して「アクティブ」の利用機会もさらに拡大していくことになります。〔石橋PT〕

利用機会拡大に合わせトレーナーとしても「アクティブ」の使い方、引き出しを増やしていきたいと考えています。〔森トレーナー〕

「インディバ®・アクティブ」導入の決め手もサッカーだったようですね。

サッカーが大好きで実業団チームでもプレーしていたのですが、いつからか選手をサポートする側に回りたいと感じるようになり、接骨院のオープンに至りました。そんな折、サッカーの有名選手が「インディバ®・アクティブ」（以下「アクティブ」）を機器を使っているという記事を新聞で読み、「これはなんだ？」と。たまたま名古屋の知り合いの施設が導入したのを知り、話を聞き、自分でも施術を受けてみて、サッカー選手に多い肉離れの治療に、間違いなく効果的だろうと思ったのです。アスリートは自分の身体をとても大切にしていますので、そのケアとしてもベストな選択だと感じました。価格的にもちょうど良いところでした（笑）。

導入してからの反応は。

ケガからの回復、痛みが軽くなるのは明らかに早いですね。当然ながら、接骨院を訪れる患者さんは、早く症状を改善したくて来るわけですから、早く楽になれることに悪いことなんてありません。子どもさんからシニア世代の方まで使えるので、今では患者さんのほぼ全員に使用しています。サッカーやフットサル選手からも、早期に練習や試合に戻れると喜ばれています。

他院に移っても、また戻ってきてくれる

経営的なところで変化したことはありますか。

現在1日に40～50名ほどが来院されるのですが、大学生のスポーツ選手が多いこともあり、営業時間を21:00までに延長しています。一人でも多くの方の痛みや不調を改善させてあげたいですし、その結果、最大限に能力を発揮してもらえれば施術した甲斐もあるというもの。売上収支などについては、あまり細かく意識していないのが実際ですが、他院に移られた方が、戻ってこられるということも多く、「アクティブ」の「治す力」を改めて認識させてもらっています。

学生が多いと将来の活躍に楽しみも膨らんできますね。

茨城県の治療院では最初に導入させていただきましたが、子どもから大人まで多くのアスリートに集まっていただける院になりました。通い始めた頃には、あどけない顔をしていた人が治療後に好成績を上げて、有名になっていくのを見るのはとてもうれしいことですし、そういう人たちを一人でも増やしていきたい。痛みや気になる箇所がなくなれは、潜在的なポテンシャルを全開にさせることも可能だと思うので、ゆくゆくは予約制にして、一人ひとりにもっと多くの時間を費やしたいと考えています。

「N-fit」の意味は西澤院長のNからですか？

そうではないのです。「N」はあなたの身体を「Natural state 自然な状態に」、「Nice　condition　良い状態に」、「No pain 痛みなく」、「New ｓtimulus 新たな刺激を」、「Next stage 次なるステージへ」、「fit　調和させていく」の意味を込めているのです。

その思いに「インディバ®・アクティブ」（以下「アクティブ」）がピタリとはまったと。

たまたま「ターザン」で、「インディバ®・アクティブ」の体験取材の記事を見かけて、ストレッチや運動を組み合わせて使える面白そうな機器があるなと思い、記憶に残っていたのです。その後ここをオープンするにあたり、自身で体験させてもらって、「これはいい！」と実感。「治療院をやる以上、いい機器を使う」というのがポリシーなので、導入を決めました。

患者さんの反応はいかがですか。

70％が女性なのですが、やはり何らかのダメージを負った方に効果を発揮していますね。骨折や神経性の頸部の筋緊張、急性腰痛などが多いかと。

バドミントン選手からも高評価。今後は美容メニューにもチャレンジ

バドミントンチームのトレーナーも務めていらっしゃいますよね。

現在、AC長野パルセイロ・バドミントンクラブのトレーナーを。自分も中学、高校とバドミントンをやっており、インターハイに出場したくらい真剣に取り組んでいましたので、自然とかかわる流れに。県の高体連バドミントン大会のトレーナーもやっています。「アクティブ」は当然、彼らの治療にも使用していますが、「温かくて心地よく痛みがない」と、コンディショニングを希望する選手が多いくらいですから評判はいいですよ。まだまだ使いこなせていないかな、と思う部分もあるので、わたし自身も患者さんや選手たちに、日々学ばせてもらっているところです。

今後の目標をお聞かせください。

長野に治療からパフォーマンス、美容まで取り入れたコンビネーション施設を作りたいと計画しています。「インディバ®・アクティブ」という名前の通り、セラピストもアクティブに行きたいですね(笑)

当初の「インディバ®」導入からは長いですよね。

ここで開業したのは1997年。「女性に鍼灸、マッサージ以外にものを提供したい」というのが、導入の理由でした。実際導入してみると、考えていた以上に施術を受けた方の反応が良く、良さをこちらが納得させられました。

現在は「インディバ®・アクティブ」を使用されています。

鍼灸治療院という性格上、治療という部分が大事になりますので切り替えました。しかし実際のところ、美容で使用することの方が多いのです。女性は年代にかかわらず、潜在的に美に関心がありますので、治療目的で来院されても、美容メニューがあることを知ると興味を持たれます。また「エステティックサロンに行くのはちょっと…」という方もいらっしゃるので、そんな方には、ここで施術を受けられることが安心にもつながるようです。専用スペースを設けているので、それも安心感の一つだと思います。治療では肩こりや腰痛に加えて、婦人科系のさまざまな疾患でも使用しています。メニューは、美容ではボディとフェイシャルを30分、60分コースで、治療は鍼灸＋アクティブ、もしくは手技＋アクティブで同じく30分、50分単位にしています。

患者さんの層や反応は。

女性が70％で20代から80代までいらっしゃいますが、最も多いのは60代になります。長い人では、開業以来ずっと通ってきていただいている方もいらっしゃいますし、長期で通って来られる方が多いですね。「インディバ®・アクティブ」を受けられる方は、まず治療で受けて、その後美容メニューへという流れが一般的で、女性である程度の期間通っていらっしゃる患者さんは、ほぼ100％、「インディバ®・アクティブ」を受けたことがあるのではないでしょうか。特にフェイシャルは一度で明らかな効果がありますからリピート率が高く、ボディも気持ち良く受けてラインの変化などの効果が分かりますから。お腹回りを気にされていた70代の男性に通っていただいたこともあります。また冷えが強い方が、日常の生活で「身体が温かい」と感じていただけるなど、健康面でも変化を感じていただいています。

収益への貢献度はいかがですか。

年々、実績上昇中ですね。専門スタッフを置いていますが、皆経験豊富なので患者さんとの信頼関係も良好です。ダンロップがプロデュースするかたちに変わり、介護系からスポーツ系へと院の形態はシフトしたのですが、そのタイミングで「インディバ®・アクティブ」を導入したので、より効果的だったと思います。現在は一日に訪れる患者さんの3分の1が「インディバ®・アクティブ」希望で来院されています。総来院数も増やしていきたいですが、「インディバ®・アクティブ」をさらにプッシュして、比率を高めていきたいと考えています。

プロ野球界にいらしたということですが、経歴をお聞かせください。

投手として高校、大学時代を過ごし、大学の時には全国大会にも出場しました。その後、横浜からドラフト指名され、プロ選手の道に入ったのです。プロ入り後に身体のケアの大切さに気づかされ、柔道整復師の資格を取り、県内や近隣の治療院勤務を経て2009年に自院を開業しました。

「インディバ®・アクティブ（以下「アクティブ」）」はどのような経緯で導入されたのですか。

何度か顔を出していたセミナーで、講師の治療家の先生からご紹介いただいたのがきっかけです。院の経営が安定してきて、新しいものを取り入れようと考えていたところでした。当時はまだ群馬県での導入がなかったこともあり、ヨーロッパの最先端セラピーをぜひ導入したいと思ったのです。インディバ・ジャパンで施術体験し、温まりが素晴らしく、術後に身体が軽くなったことで、思いを強くしました。加えて山口会長が群馬のご出身で、「ぜひ群馬に！」と強くおっしゃっていただいたのも、背中を押してくれました。

現在の活用状況をおしえてください。

一つはスポーツ選手のコンディショニング。特にマラソンをやっている方の中には、レース前に「かけてほしい」と言ってくる選手もいるくらいです。スポーツ選手の場合、施術後は調子が上がるようで、こちらから「アクティブ」での施術を提案をする前に指定されるほど評価は高いですね。もう一つは冷えの強い方。いろいろ試してきたけれど改善されないという人はかなりいらして、そんな方々に施術すると、「明らかにこれまでとは温まり方が違う」、あるいは「温かい状態が長く続く」という声を多くいただきます。また、むくみについても同様に明らかな改善効果が見られています。今のところこの二つが中心ですが、効果をしっかり出せて、患者さんに気に入ってもらえるのは、施術する側にとってもうれしいことなので、導入して良かったと改めて感じています。

「健康寿命の延伸」に貢献していきたい

院として今後考えていることは。

「自分で移動できることは人間の幸せ」がテーマ。そのために動ける身体づくりをいかに行っていくかですね。「温故知新」という言葉通り、最先端技術だけにこだわらず、昔からの技術も取り入れながら、今までにない新しい治療を常に模索しています。「アクティブ」はもちろん、ほかの機器も併用し、お孫さんと散歩ができる、好きなところへ旅行に行けるなど、自分で動ける身体でいてほしい。これは自分がスポーツ選手だったことが影響しているかもしれません。でも「健康寿命の延伸」をかなえることにつながりますから、今後も追求していきます。同時に、皆さんから「なくなったら困る」という存在を目指しています。「アクティブ」を広めながら、「あそこに行けばなんとかなる」という期待を抱かせることができる治療院でありたいですね。

「インディバ®・アクティブ」（以下「アクティブ」）を知ったいきさつは。

2001年4月に、自転車のイタリアナショナルチームのトレーナーが個人所有していたのを見たのが最初です。ただ当時はよく分からなかった…戻し電極を置く意味が理解できない、というレベルでした。その後所属していたリクイガスが2006年にチームで導入して、そこで講習を受けてから本格的に使用し始めたのですが、半月板損傷の治療で大きな効果を上げて「おお、これは！」と改めてその効果を見直しました。その頃すでにイタリアのサッカー界では「アクティブ」が多く導入され、「アクティブ」がないと仕事にならないという状況になっていて、言葉通り「取り合いになる」人気の機器でした。アキレス腱、膝、腰や首など、痛みや故障で競技に支障が出る状態になった時の駆け込み寺のような位置づけでしたから、「アクティブ」の施術ができるかどうかで、周りの評価も変わりました。日本で発行してもらったアクティブのカードを持っていると、「資格者」として一目置かれたりしたんですよ、ホントに（笑）。

こちらの施設は2年目になりますね。

以前はインディバ・ジャパン本社の隣りの施設で施術を行っていましたからね。こちらではマッサージを基本に、必要に応じて「アクティブ」を使用しています。間取りや立地などを考慮して北参道にオープンしたのですが、予約はインターネットから受けつけていて、自転車関連の方々の施術を行う目的でしたので看板も出していませんでした。実際、患者さんの80％は自転車関連で30～50代の方が中心。女性も40％ほどいらっしゃいます。

ヨーロッパでも性能にほれて導入している

―クローズドな施設という展開ですが、収益面ではいかがでしょうか。

3月からは看板も出して、地域医療という面も少し意識していこうと考えています。ですがそれは収益を考えたからではなく、より多くの人に施術に触れてもらいたいということです。多くの方に施術することで、それだけ治療実績が増えていくわけです。そもそも「アクティブ」に関しては収益を求めて導入するのではなく、自身の治療実績を上げるためのものだと思うのです。ほかの機器ではできないことができるのが良さですし、ヨーロッパでも機器の性能、効果にほれ込んで導入しているケースがほとんどですよ。

今後お考えになっていることは。

最近患者さんが増えてきている陸上界へもシフトしていきたいですね。競技者が多く治療を必要とする選手も多い。自転車と違い陸上関係者には「アクティブ」を知らない人も多く、リピーターになりやすいという点もあります。また、効果を上げることで口コミも広がっていきますので、陸上競技界での「アクティブ」の知名度アップにも貢献できるのではないかと思っています。

―開業から2年、「インディバ®・アクティブ」はどんなメニュー構成になっていますか。

基本は「インディバ®・アクティブ」（以下「アクティブ」」とマッサージ合わせて20分で2,600円～、あるいは「アクティブ」のみ10分1,500円～としています。一度体験した方は次から必ずと言っていいほど希望されます。現在水曜、土曜の午後は予約のみにして、自由診療専門で行っているのですが、この時間はほぼ「アクティブ」タイムですね。また、おそらく他にない特徴だと思うのですが、お子さんが多いのです。「どうしても来週の試合に出たい」など緊急の要望が多く、その時は、「アクティブ」は早期回復にうってつけなので、親御さんにお話しして施術します。お子さんには8分1,000円という設定にしています。ちなみにお子さんが多い反面、高齢者は少ないんですよ。これは「スポーツ」を院名にしている影響かなとも思っています。

患者さんが途切れませんね。（取材日はずっと患者さんの出入がありました）

平均すると1日約80人、多い時には100人の患者さんが来院されますので、ベッド6台はフル回転ですね。「アクティブ」は急性期の患者さんに使用することが多いのですが、肩関節周囲炎などで長年悩まされている方におすすめすると、特にウケがいいです。収益面でいえば、開業当初の目標は半年くらいでクリアして、以降は右肩上がりで推移しています。ただキャパとしては目一杯になってきているので、人員や料金構成などを改めて考える時期に来ているとは感じています。

自分が自信を持って施術するから、効果もより上がる

今後の展開でお考えになっていることは。

Ｊリーグのトレーナー時代に所属チームに「アクティブ」が導入され、選手たちから高評価だったことや、急性疾患での早い効果を実感して「開業時にはこれでいこう」と決めていて、ここまでは順調に来ました。ただわたし自身のことだけでなく、スタッフの夢を叶えてあげるのもこれからの大事な仕事だと思うのです。今はスタッフ全員、「アクティブ」を使用していますが、さらに技術を向上させ、独立する際にはしっかり使いこなせるようになっていてほしいのです。今でも多くのトップアスリートが「アクティブ」での治療を受けに来院されますが、その際にわたしの施術を見る、あるいは自身で行うこと、これもいい勉強になっているはずですので、しっかり吸収して自信をつけてほしいですね。自分が自信を持って施術すると、不思議なもので期待以上の効果が生まれるものなので。

トップアスリートが来院されるというのはいいアピールになりますね。

その通りです。「トップアスリートと同じ施術を受けられる」のが当院の最大のメリットでもあります。ですから「アクティブ」の存在は大きいですし、これからも活用法をいろいろ考えて、より多くの患者さんに知ってもらいたいです。ただそうなると、今のスペースでは本当に厳しくなってきてしまうのですが（笑）

「インディバ®・アクティブ」（以下「アクティブ」）導入のきっかけは。

患者さんに、「アクティブ」を使用している施設の方がいて、面白そうなので、スタッフに施術を受けに行かせたところ、「お金を出しても受けたい」と非常に好評でした。そこで自分でも調べてみたら治療に有効で、海外の有名プロサッカーチームなどでも導入実績があることが分かり、これはいけるのではないかと。

導入から4年が経過しましたね。

女性の患者さんが多く、1台目導入後に、治療だけでなく美容メニュー目的での患者さんが増えてきまして、それなら両方一緒に使えた方がいいと考え、1年後に2台目を導入しました。美容メニューを希望される方は個室で施術を行っているのですが、その間にもう1台で治療を行うことができますし、効率的に活用しています。ただ導入当初は美容メニューの拡大を考えていましたが、ここでエステティックサロンと同じ空間はつくれないので、エステティックサロンをライバル視するのではなく、治療院の中での美容というスタイルは崩さずいこうと思い、現在のメニュー構成になっています。全体的にみれば治療で訪れる患者さんの方がやや多くなっています。

「アクティブ」での月商は約50万円

―導入時に「自費診療を増やしたい」とお話しされていましたが。

はい、現在保険診療のみの患者さんは約20％で、おかげさまで自費診療で最も多いのが「アクティブ」になっています。初回トライアルとして15分1,620円というクイックメニューがあり、これで「アクティブ」の良さを実感してもらい、次回からは本格的に「アクティブ」というケースが目立っています。患者さんは効果に納得しないとリピートしてくれませんが、神経痛のような通常だと難しい症状の改善や、五十肩でも施術後すぐに可動域の拡大を感じてもらえるなど、患者さんの満足度が高いことが自費率に反映されているのだと思います。

導入時と比べて「アクティブ」の利用者数は。

最初の年は月に40～50名程度でしたが、現在では平均で100名くらい。多い月だと130名以上になりますね。月商でいえば約50万円というところです。男女比だと女性が60％で、女性人気がいちばん高いのは美容メニューの40分フェイシャルコース。「化粧ノリが違う」など分かりやすいのが好評の理由のようです。女性の場合は美容機器としての「インディバ®」を知っていて、来院されて治療にも使えることを知り、そこから新しい需要につながったりということもあります。また年齢層が20代～40代と若いので「アクティブ」を知らない方も多く、それが新しさとしてウケている部分もあるのでしょう。

治療効果以外で導入して良かったと感じる点はありますか。

スイッチを押したらあとは機器が勝手に動いてくれるのではなく、「アクティブ」の場合、施術者が患者さんに常に接しているので、コミュニケ―ションづくりができることは大きいです。治療や症状について、あるいはそれ以外のことでも、話してもらえることでリラックスできて、それが治療の相乗効果となることもありますし、何よりわたしどもへの信頼につながりますから。

導入されたきっかけは何でしたか？

柔整学校時代の同級生が「インディバ®・アクティブ（以下アクティブ）」を導入していたのですが、その時は、あまりピンとこなかったのです。 実は笑い話になるのですが、インディバ・ジャパン社のHPにあった「アクティブ」勉強会の動画でアクティブモーションを見ていて、インストラクターが楽しそうに治療しているなあと感じていて、自分もあんなふうに治療したいなあと思い、即購入を決断しました。

女性向けのメニューが多くありますね。

はい。導入当初は鍼灸治療の補助的な位置付けで使用しておりましたが女性の患者さんから、むくみに対して何とかしてほしい、冷え性を何とかしてほしい、生理痛や不妊治療で「アクティブ」をしてみたいとリクエストが増えていきました。生理痛や不妊治療に対して効果が高い事を実感しております。脂肪吸引オペ後の拘縮や疼痛などの緩和ケアにも取り組むようになっています。最近は、フェイシャルのリクエストが増えてきてスタッフにインディバ・ジャパン社の講習を受講してもらい平成28年4月から「インディバ®・フェイシャルコース」を始めることになりました。

その他の疾患ではどういった患者さんが多いのですか？

そうですね。急性の腰痛や変形性疾患の方も多く来院されます。特に変形性の場合は、関節の可動域を促進したり筋力が発揮できるようにするために「アクティブ」で対応しており、関節を動かしながらのアクティブモーションを活用させてもらっています。

自費治療で「アクティブ」を活用されておられるのですか？

はい。 昨今の整骨院における保険治療だけでの院運営には限界を感じていますので、自費治療の一つとして「インディバ®」を活用させてもらっています。
金額的にはあまり高額な設定はしておりません。地元の方にできるだけ知ってもらうためです。月に大体150～200人施術するようになっており、少しづつ「アクティブ」施術の認知が高まってきました。

今後はどんな展開をお考えですか？

治療はもちろんの事、美容も予防に対しても非常に効果的だということは実感しております。院の理念は北摂の駆込み寺＆寺子屋ということを掲げております。現場で体験したことを全国の「インディバ®」、「アクティブ」ユーザーと情報交換してより良いメニューを作り上げていきたいと考えています。単純ですが目の前にいる患者さんを楽にすることに尽きると思っています。そのためにユーザーの治療家やセラピストの方に助けてもらいながら、発展していきたいですね。

病院を抜け出して来られた患者さんのお話を聞かせてください。

スノーボードの事故で大腿部を骨折（プレート固定）した患者さんが、病院でのリハビリでは改善が遅かったので、一時外出してこっそりと「インディバ®・アクティブ」（以下「アクティブ」）の施術を受けに来られました。「アクティブ」の施術は骨癒合や損傷部位の修復を早めたりしますが、入院先の医師や理学療法士の先生方は「アクティブ」の施術を受けに来られていることを知らなかったので、「なんでこんなに骨癒合が早いんだろう…」と不思議がっていたそうです（笑）。実は入院中に病院を抜け出して施術に来た方が、もう一人いらっしゃるんですよ。

導入されて実感されている施術効果は。

他の治療院で治らなかったり、効果が長続きしなかった患者さんから「違う！」と驚かれると、こちらも導入して良かったと思いますね。受傷直後から非熱・温熱を使い分けることができ、浮腫・血腫の引きや除痛効果もバツグンですね。また「アクティブ」の深部にまで至る温熱効果と手技の組み合わせは、最高の相乗効果を生むと考えていますし、それに温熱の心地良さでリラックスになりますので、より効果を上げることになっているのでしょう。他の治療器との相性も良く、併用でのメニュー提案も行っており、スポーツ外傷のみではなく肩こり、腰痛などで悩んでおられる方にも好評です。

どんな経緯で「アクティブ」を知ったのですか。

開業前に導入する機器を探していた時、ロードバイク関係の方などから聞いたのがきっかけです。実際に話を聞いてみると、他の機器に比べ禁忌が少ない、深部へのアプローチが可能、受傷後（骨折、捻挫など）から使用できる、急性期から慢性期まで幅広く使用できるなど、用途の広いことが分かり、導入を決めました。

リピート率は90%以上

料金設定などで工夫されている点などはありますか。

その都度、現金の窓口払いを行っていますが、プリペイド方式も導入しています。毎回同じ施術というわけではないので、その時にかかった分のみの料金のお支払いになると、患者さんにとってもメリットが大きいですから…。

患者さんはどんな方が多いのでしょう。

小学生から大学生、社会人の方でスポーツをしている方が最も多いですね。ケガの多い競輪やアメフト・サッカーの選手もよくお見えになります。「アクティブ」の施術を受けた患者さんのリピート率は90%以上ですので、導入効果はかなり大きいですね。とあるJリーグの選手がユース時代に足関節付近の骨折後のリハビリが思わしくなかった時、Jリーグの選手が「アクティブ」でケガから早期復帰した新聞記事を見て、「アクティブ」を置いている当院を見つけ、その選手とは今も交流が続いています。スポーツ選手にとって早く治すことは不可欠ですので、ここぞの施術で「アクティブ」が活躍しています。

「アクティブ」のアピールではどんなことを。

1,000～1,500円位のお試し価格を設定しています。まず体感してもらうのが一番の説得力です。院内は窓が大きく、吹き抜けで開放感のある空間になっており、その中で「アクティブ」施術には特別ルームを設け、患者さんのラグジュアリー感もくすぐる環境にしています。

開業時には他の機器も検討されていたとか。

はい。とある老舗企業の機器も候補でした。ですが「インディバ®・アクティブ」（以下「アクティブ」）の施術を午後に受け、その日の夜遅くの仕事にとりかかった時、身体の動きが驚くほど良かったのです。この実感が導入の決め手になりました。患者さんに使う機器だからこそ、自分が納得できなければお勧めできません。

現在はどのようなメニュー構成なのですか。

肩（四十肩、五十肩）や脚、膝への施術が多く、「手技＋『アクティブ』＋ストレッチ＋体幹トレーニング」という併用コースを中心に、症状を早く治すことを心がけています。

患者さんの「アクティブ」への反応はいかがですか。

施術を受けた方すべてで結果を出しているので、とても好評です。ただ、状態がひどく悪い時には最初から使用しますが、基本的に保険診療からスタートされる患者さんには、最初から「アクティブ」の施術をしないことが多く、手技メインの治療である程度効果を上げてから、「アクティブ」を紹介しています。「アクティブ」の施術によりさらなる効果が生まれるので、患者さんの満足度は高く、わたしどもへの信頼度も高くなるので、非常に良好な関係が築けています。

骨折寸前から9日間で回復！

印象に残っている施術はありますか。

バスケットボールをして、相手の足に着地してしまい骨折手前状態だった患者さんが、9日間で練習に完全復帰できたことです。その回復の速さにはわたし自身も驚き、「アクティブ」のポテンシャルの高さに気づかされました。

「アクティブ」の収益、利用状況はいかがでしょう。

私どもでは症状の「根本からの解決」を目指しておりますので、どうしても治療回数が多くなります。そのため単価は高く設定しておらず「10分2,000円(税別）」がベースです。しかしながら短い時間の施術で確かな効果を上げており、一度受けた人は次から必ず「アクティブ」を希望しますので、利用者が着実に増え、今後は収益面でも期待できそうな状況になってきました。

今後の目標をお聞かせください。

「アクティブ」を希望する患者さんをもっと増やして、「フェリーチェ」といえば「アクティブ」を思い浮かべてもらえるようにしたいですね。また、エステティックサロン併設なので運動トレーニングやダイエット後のコアトレーニングも提案できる強みもあり、このあたりを生かしてトータルケアを広めたいと考えています。

「インディバ®」から「インディバ®・アクティブ」（以下「アクティブ」）への切り替えはどのように。

ある講演で聴講者の方の視力を調査し、その後背中の施術で鍼灸と「インディバ®」を使ったのですが、その講演後に、うっかり機器を落としてしまったのです。施術で視力が大幅に回復し、聴講者や主催の方には大変驚かれて講演自体は大好評だったのですが…。そんな折、新しいモデルが出たと聞き、鍼灸や漢方と組み合わせることができて、幅広く使える物療器として「アクティブ」の導入を決めました。〔中並〕

「アクティブ」として導入後、患者さんの反応はいかがですか。

反応はとても良いです。鍼灸はどうしても好き嫌いがあるのですが、「アクティブ」を使用すると、最初に温かさと心地良さがあり筋肉もゆるむので、患者さんも気持ちの良さとともに効果を実感してくださいます。満足度もとても高いようで、リピーターになっていただく方が大勢いらっしゃいますし、口コミでも広がっているようです。また年配の狭窄症、冷えが強い方、肩こり、腰痛の症状のある方には「『アクティブ』＋へそ灸」をやると、喜ばれます。「アクティブ」の体内から熱をつくる「深部加温」をクローズアップして、鍼灸と併用するのは当院では定番のメニューです。〔中野（治療部門スタッフ）〕

1月にメニューが完成した「フェイシャル痩身」をはじめて、週3日来院の10回コースで、－3.1kgという方がいらっしゃいます。痩身目的で来られた方でも「お通じが良くなった」「代謝が上がった」など、他の箇所でも効果を体感されている方が大勢いらっしゃいます。〔美容部門スタッフ〕

気持ちよく改善できる機器

患者さんへのメニュー提案は。

当院は病院と併設なので、むくみがひどく頭痛や膝痛も抱えて、治療から入った患者さんが、併設の美容室で頭皮洗浄と「アクティブ」を併用してみたところ頭痛、むくみが減少していったという例があります。このようにさまざまな症状で改善が見られるので、治療と組み合わせやすいし、提案もしやすいです。〔美容部門スタッフ〕

実は「アクティブ」については、大きくPRしておらず、隠しメニューのような位置づけなのです。鍼灸、漢方、西洋医学などいろいろやってみて、どうしても治らないという場合に施術すると大変効果を上げることもあり、頼もしい存在です。〔中並〕

今後の目標などは。

各部門での行き来が多いので、東洋医学・西洋医学をベースに部門同士で相談し、患者の方一人ひとりに合うメニューを提案できるのがわたしどもの強みです。その中で「アクティブ」に導いていける方が増えてくれば。現在は社会環境の悪化から、疾病も治りづらい状況にあると考えています。しかし治すにしても痛いより気持ちいい方が良いのも事実。「アクティブ」はそこに適していますので、これからも「裏メニューの看板」として活用していきたいですね。〔中並〕

導入を考えたきっかけは。

欧州のプロロードレースで活躍されているマッサーの存在ですね。医療専門紙の記事で見かけて猛烈に興味を持ったのと、日本国内にはほとんど入っていないことを知り「逆にチャンスだ！」と感じましたね。もともと販売職なのでヒットしそうなモノを見極める力はあると思っています。「インディバ®・アクティブ」（以下「アクティブ」）の施術を体験した時に、「間違いないな」と感じて翌日購入を決めました。「柔整師は急性の外傷を診るのが王道」だと教わりました。「アクティブ」は今までにない外傷・スポーツ傷害治療のスタイルだと思っています。

―活用で心掛けていることは。

当院では、基本的には予約制にしています（急性外傷は除く）。問診、検査、説明を充分するために患者さんにかける時間を確保するためです。そうすることで時間に追われることなく、ケガと真剣勝負ができます。ケガの内容によってはギブスや装具を作ることもありますから。ほとんどの患者さんが「ご紹介やネットなどでご自身が当院を選ばれた方」ですので、「アクティブ」への期待感も小さくありません。これまでの治療では得られなかった「感動」が、また新たな感動を生む連鎖を大事にしています。時間に追われてバタバタしているのも、格好悪いしイヤなので（笑）

効果の出やすいポイントはあるのでしょうか。

スポーツを対象にした場合は、得意分野を明確にするといいと思います。そしてその競技特性を理解することで痛みの出方や特有の症状が分かりやすいので、「アクティブ」の施術効果が出やすくなるのです。

技術面のサポートが充実

導入時に不安はなかったですか。

勢いで導入を決めたものの、鹿児島で最初に導入して周りに「アクティブ」のことを聞ける人は誰もいないわけです。今でこそ福岡営業所ができましたが、当時はまさに一人ぼっち…正直不安もありましたが、東京本社のインストラクターに電話・メールで色々聞いて分からないことを解決してきました。ここまでできたのも、インディバ・ジャパンのサポート体制のおかげだと思っています。今でも相談だけでなく、新たな施術提案やリクエスト、要望をガンガン挙げています。

これからの抱負は。

2年前からサイクルイベントなどで積極的に「アクティブ」のプロモーションをしたり、鹿児島限定で勉強会を行っています。院をアピールするというより、「アクティブ」の認知度アップや技術向上を狙ったものです。ほかの医療機器と比べても優れた部分が多いわけで、もっと広まってもいいくらいなんですが…欧州では当たり前のように使用されていますから「世界標準」といってもおかしくないのです（笑） いずれ「あそこに行けば治る」と全国から言われる治療院になれたらうれしいですね。そして自分ができなければ誰かが代わりにできるというような、「アクティブ」によるネットワークが構築されることを望んでいます。

導入の経緯は。

日本での販売が始まった頃から気になってはいたのですが、近隣に導入施設がなかったので迷っていました。しかし、実際に「インディバ®・アクティブ」（以下「アクティブ」）に触れてみて、性能の良さにほれ込んで導入を決めました。今となっては、近隣にないというのは地域一番になるということだったのに、なぜ二の足を踏んでいたのか不思議です（笑）

導入後、その性能の良さをどう活用されているのでしょうか。

実費メニューの充実を考えていたので、そこに見事にはまりました。肘のリウマチが一度の施術で痛みがなくなるなど、患者さんに実感してもらいやすいのもいいですね。豊胸手術を受けられて、張りや痛みが強かった患者さんに週1、2度施術をしていたところ、短期で痛みが治まったという方もいらっしゃいます。効果がきちんと出れば、患者さんも納得してお金を払ってくださいますので、今では「アクティブ」は実費メニューとして院を引っ張ってくれる存在です。また、「インディバ®」としてエステティックなど他の業種でも使用されている機器なので、患者さんから他の効果を教えていただくこともあるのですよ。おかげで治療の幅も広がっています。また、プロアスリートへの施術も多いので、競技場などへの持ち運びが容易という点も気に入っています。

患者さんから施術をリクエストされることも

患者さんにはどのようなご対応を。

原則週2回は来院してもらいたいと伝えています。整骨治療+「アクティブ」でしっかり施術することで早期に回復させます。肉離れの方には最初から「アクティブ」を提案していますね。新規の方はわたしどものホームページをご覧になって訪れることが多く、なかにはエステティックの施術にプラスして、身体の痛みや不調を診てもらえたら…という方や、「肩がこっているので『アクティブ』を」と指名してくる方もいらっしゃいますね。

今後の展開はどうお考えですか。

業界自体、保険治療だけでは経営的に難しい状況が強まっているので、より一層、実費治療の比率を高めたいですね。そのためにも「アクティブ」は、実費治療への移行の窓口として最適な存在であり、「アクティブモーション」のような独自の治療法もあります。治療院でしかできない、「アクティブ」でなければできないというところをアピールしていきたいです。一方で確実に実費治療になるメニューですから、美容ニーズの患者さんも増やして行きたいと考えています。わたしどもは柔整、鍼灸それぞれのエキスパートがいて、それぞれの責任のもとで施術を行っています。しかし「アクティブ」に関してだけは、双方のスタッフが情報を共有して、最大の治療効果を生むよう知恵を絞り、技術を研究しています。そういう面では「面白さ」もある機器、施術だと思います。

ご自身への効果が導入の決め手になったとか。

わたしは左起立筋辺りに金属が入っていて、さまざまな治療を試みましたが、張りが取れたことはありませんでした。ところが、知り合いの治療院で「インディバ®・アクティブ」（以下「アクティブ」）を受けたら、10分で取れてしまったのです。これは驚きでした。もともと女子サッカーチームのトレーナーをしていて、「膝前十字靭帯損傷」への対応を考えてもいた時期で、自身で患部を触れる機器というところも気に入り、導入を決めたのです。

導入後はどんな変化がありましたか。

従来の治療と「アクティブ」は分けて、保険適応外治療として「アクティブ」は使用していますが、「痛みが取れる」「翌日動きやすくなった」など、とても高い評価をいただけています。他院で効果がなかった方が、気に入って通い出してくれたり、プラス面が非常に大きいです。患者さんの年代は40、50歳代が中心ですが、美容メニューも可能な機器なので、現在ではフェイシャルを中心に20代女性の患者さんも多くなってきています。ですから女性が入りやすい雰囲気づくりや内装も心がけています。痛みに対しても、女子サッカーチームに加えて県代表レベルの高いパフォーマンスを必要とする患者さんが多く、外傷からの早期回復は必須。前十字靭帯の後療での使用も多く、「アクティブ」は重要なメニューになっています。

美容での収益も確実に上げていきたい

導入前と比べて収益面ではいかがですか。

「アクティブ」導入は開業から2年後ですが、その翌年くらいから集客も売上も安定的に増えるようになってきましたので、貢献度は高いですね。女子サッカー関連の方々の口コミも大きいです。他の機器や加圧との組み合わせメニューも提案していますが、それらを含め、施術の幅が広がったことも収益に大きな影響があると思います。

今後は「アクティブ」をどのように活用していきたいですか。

外傷の治療において、「アクティブ」はもはや欠かせない機器となっており、「心の支え」とも言えます。保険診療はいろいろ制約があるので、なるべく自由診療を増やしていきたいと考えており、美容メニューも充実させていきたい。将来構想としては自由診療中心で、もう一店舗やってみたいとも考えており、当然その中で「アクティブ」の存在はさらに大きくなると思います。というより「アクティブ」があるからこそ、自由診療での展開を考えていきたいということですね。