INDIBA® CONVENTION

インディバ®・コンベンション

第18回(2019年)

更新日:2019/11/15

抄録

01-INDIBA®変調信号に対する細胞応答 : 予備データ
ラモン・イ・カハル医学研究所 上級研究員
アレハンドロ・ウベダ先生

 電気・温熱療法を最適化するために、INDIBA®は標準的な0.448MHzの信号に20kHzの振幅を適用する振幅変調技術※に基づく補完的な治療プロトコールを開発した。一方で、いくつかのインビトロ(生体外)研究は、INDIBA®の標準的な(0.448MHzの)信号を用いた非温熱による施術が多数のヒト細胞において好ましい作用があることを報告している。これらの研究はINDIBA®に特化した周波数(0.448MHz)が細胞応答の誘導にとって重要であることを示しているが、振幅変調は信号パラメータにおける実質的な変化(周波数および振幅における追加要素)を生じさせるので、それらの変化が非温熱での細胞応答に影響を与える可能性があるかどうかを分析する必要がある。
 本件に対する予備的なアプローチでは、幹細胞と線維芽細胞という2つのヒト細胞を0.448MHzの標準信号と20kHzで変調した0.448MHzの信号という2種類の信号で通電し、細胞増殖、細胞外マトリックスの合成および構造、創傷の修復および/または再生に関与する熱ショックタンパク質の合成および/または活性化を含む、細胞応答のいくつかの側面を分析した。
 予備結果は期待できるもので、分析された細胞応答によっては、非温熱での作用の誘発に関する変調信号の有効性は、標準信号のものと同等または高いことを示している。今後の研究結果の確認を通して、これらのデータは特定の治療的施術においてINDIBA®の変調信号を適用することの利点を裏付けるものとなるだろう。

※振幅変調(=セルブースト)技術:INDIBA®が特許を取得した新技術で、本技術により、眼の周囲等の敏感な部位に対しても施術部位の温度上昇を抑制しながら電気的作用を高め、高パワーでの施術が行えることで、最大の効果を得ることができます。

02-最新機種「セルブースト機能
株式会社インディバ・ジャパン インストラクター

 ERシリーズにおいて11年ぶりの最新機種について発表致します。
 今回ご紹介する最新機種の最大の特徴は「セルブースト機能」です。この機能は「インディバ®」の施術による電流作用の向上および施術効果をより向上させます。
 スタイリッシュに使いやすくなった新機種の詳しい説明を、実際に機械操作をお見せしながら発表させて頂きます。

03-さらなる技術力、ネットワーク力向上へ。
インディバ・ジャパンが考える教育システム強化
株式会社インディバ・ジャパン
代表取締役会長 山口祐司

 創業から25年。弊社は「教育あっての販売」をポリシーに掲げ、他社にない半永久的な無料講習制度を構築し、継続的セミナーの強化を図り、皆さまの技術力向上に努めてまいりました。この体制をさらにゆるぎないものとするため、今後さらに教育システムの強化を図り、インディバ®・ファミリーの皆さまとの情報共有も強固なものにしていきます。
 そのために何を行っていくべきか。今、考えていることをお話しいたします。

04-【静→動】/INDIBA®とフレックスムーヴメントによる可動域獲得から始まる、姿勢改善と体型改善
株式会社BIGBEAR
代表 大隈 重信氏

 トップクラスのスポーツ選手であれば、関節可動域の獲得は重要な要素と言うよりは、日常のコンディショニングの一環となっています。その理由は、いつも最高の状態を望んでいるからです。その結果、5年・10年・15年と衰えるどころか、パフォーマンスを上げていくことも可能となっています。
 それは私たちも例外ではありません。可動域の獲得・維持は関節を動かすための筋活動の範囲を広げ、代謝を上げることができる為、脂肪燃焼はもちろんのこと、広範囲で筋収縮を行うことで無駄のない筋肉の形を作り出すことができます。
 今回は、INDIBA®の効果を十分に生かした上で、ストレッチ手技を組み合わせ、無理のない効果的なフレックスムーヴメントをご紹介いたします。やはり、動くことは多くの事を解決してくれます。エステティックも静→動へ変化することで多くの可能性を見いだせるように思います。

05-脂肪吸引後の現状。術後の経過内容とINDIBA®の有用性(共同制作:THE CLINIC)
Medical Indiba Salon KMK
代表 高木久美子氏

 現在脂肪吸引手術は美容外科とつくほとんどのクリニックで行われているのではないかと思います。韓国でされる方も多く術後はそのままになっている方も多くおります。
 術後は、ダウンタイムといって疼痛・内出血・むくみ・硬縮などの症状がみられます。術後日数によって症状が変化していく中INDIBA®はその術後シーンに的確にアプローチすることで、ダウンタイムの早期回復を導きます。
 当サロンには脂肪吸引術後のお客様のみがINDIBA®を受けに来ていますので、術後の経過とINDIBA®の有用性について紹介させていただきます。

06-~快眠のために~ 深い呼吸へと導く上肢へのアプローチとロングストローク
インディバ® TOUKAI 名古屋

 質の良い睡眠を得るためには、自律神経のバランスを整えることが大切ですが、そのために重要な呼吸、特に「呼気」の浅い方が増えています。そこで、肋間の弾力性、腹圧、肩甲骨周りや手先までの強張りを緩め、リラクゼーション作用が高いロングストロークを取り入れた施術をご提案。
 ボディメイキングや美しい姿勢、バストアップ、リフトアップなど、エステらしい満足度の高いプラスαの効果を得ることができます。定期的なお手入れと、お客様が自宅でできる簡単なストレッチにより、自身の体への意識を高めるとともに効果も持続します。

07-不妊治療に対する インディバ®でのアプローチ
HARI’s鍼灸サロン
秋山 敏幸氏  和田 奈美氏

 当院ではあらゆる症状、患者様の悩みに応えられるように、東洋医学と最先端の医療と美容機器を使用し『あなたの理想を現実に』をテーマに美容施術、治療施術を行っております。その中で今回は不妊症に対しての当院の治療法と考え方を発表させて頂きます。
 以前は鍼灸のみで不妊治療をしておりましたが、1人の患者さまをきっかけにインディバ®が不妊治療に効果的だとわかり、それ以来、鍼灸、インディバ®、漢方の併用で6人の患者さんに対して妊娠成功率100%という成果を出せております。
 今回の発表内容で治療院、エステサロンをされている方々に1つでも施術のヒント、新たな施術メニュー作りのお役に立てればと考えております。

08-睡眠と脳内疲労ケア ~自律神経アプローチ~
コールデンクラブ岐阜

 近年「睡眠負債」「脳疲労」などの著書が多く出版され、健康のための一つとして注目されている。睡眠不足や睡眠障害により自律神経のバランスが乱れ多くの不定愁訴を生むことが分かってきている中、脳疲労もまた自律神経バランスの乱れが大きく影響していることも問題視されてきている。
 今回のゴールデンのテーマ「睡眠」に対し、当メンバーは睡眠と「脳疲労」を関連させて、より良い脳疲労軽減と不眠解消につながる効率的な内容を見出すことを目的として追求を行った。エステティシャン、治療に携わる方にも活用できるオプション施術を披露する予定である。

09-プロアスリートが喜ぶ 最新コンディショニング
Infinity Conditioning Lab
代表 安宅 優輔氏
& 株式会社インディバ・ジャパン インストラクター

プロアスリートが実践しているコンディショニングとは?

 カラダは『整えてから鍛える』時代。整えるだけでは根本の問題が解決されず、鍛えるだけでは柔軟性が低下する。どちらか一方だけでは不十分なことが考えられる。
 カラダにとって必要なこの2つを同時に取り入れ『整えてから鍛える』がプロアスリートにとっては新常識となっている。さらに、単純に『筋肉を鍛える』だけではなく『動きを鍛える』として自分の意志でカラダをうまくコントロールできるようにならなければ、競技パフォーマンスが向上することに直結しない場合や、ケガをする原因となることも考えられる。
 アスリートのパフォーマンスや一般の方の健康・生活の質の向上として『動きを鍛える』ことが重要である。今回はプロアスリートが実践しているコンディショニング『整えてから鍛える』と、パフォーマンスに直結する『動きを鍛える』を紹介する。

10-動きの要(かなめ)「股関節と肩甲骨」の コンディショニング
株式会社テイクフィジカルコンディショニング
代表 長谷川 聡氏

 あらゆるスポーツ競技において、また日常の生活活動においても、股関節の動きや体幹の機能が重要であることはよく知られていますが、私たちは、上肢の機能、使い方も同じぐらい重要であると考えています。自転車競技やサッカー、騎手のように下肢・体幹の機能に着目されがちな競技においても、股関節だけでなく、上肢、特に肩甲骨のコンディションのチェックを重要視しています。
 本発表では、JRA開催サポート現場や当施設での騎手、競輪選手を中心としたコンディショニングの実際を紹介しながら、ヒトの運動の要となる股関節と肩甲骨のコンディショニングについてお話ししたいと思います。